’07年の森を守る活動
”薪ぷろ2号”・・・コナラ伐採と薪集め作業   (’08年01月26〜27日)
 正月早々、”薪ぷろじぇくと”を主催するK氏より耳寄りな情報が届いた。三冨の平地林で薪集めが出来そうだと!。そして1月14日薪が欲しい人7名が集まった。そこで山主(所有者)のU氏を知り、氏の真骨頂な取組みに心惹かれました(Topicsで紹介)。
場所は、(写真ー1)(写真ー2)のように多様性に富んだ素晴らしい三冨の林です。U氏は、この平地林を舞台に”やまおやじの会”を主催され、まず不法投棄ゴミの排除活動から始め、藪を払い、苦労して、素晴らしい山に変身させた方です。
  U氏のブログを紹介します  http://ameblo.jp/ptpl-ussi/page-1.html
 さて話は戻りますが、山主のU氏は、今後もコナラの伐採・薪集めOKとの事ですが、主催のK氏が面倒見れないとの事で、私は迷いましたが、今後の作業の世話役を引受けました。その結果、予定していたボランテイア活動をキャンセルして、1月26〜27日の”薪ぷろ2号”の作業を計画する羽目になった次第です。
 1月26日は知人のN氏を中心に、H氏と3名で主にコナラの伐採作業をしました。老木で痛んだ木(写真ー3)や大径木(写真ー4)を伐採しました。また、N氏の指導でチェーンソーでの伐木の練習も行い、良い勉強が出来ました。翌27日は6名が集まり、午前中は伐木の玉切り・搬出を行い、薪材は30〜45cmに更に玉切りし(写真ー5)車に積込みました。
午後からは、”やまおやじの会”の方々と一緒に除伐を行い、私達は桧の皮むきを手伝いました。午後3時半からはU氏手作りの芋煮を振舞って頂き、”やまおやじの会”の方々と懇談しました。お酒も用意されましたが、車の為残念なれど早々に退散した次第です。
(写真ー1)
(写真ー2)
(写真ー3)
(写真ー4)
(写真ー5)


  ”薪ぷろ2号”(第4回)・・・薪集めと落葉掃き作業   (’08年02月16日)
 山主のU氏のご厚意で、”薪ぷろ2号”の活動が継続し始めた。今回は、メンバーのH氏に取り纏めをやって頂いた。
今後、継続した活動になれば楽しいな・・・と想い、見出しのタイトルに(第4回)を書込みました。
「環境保全」とか「ボランテイヤ」ではなく、「山の中で仲間と自然に溶け込み、自然の恵みを頂く」これが、堪らなく嬉しい!。
紹介する写真は前回にラップし変り映えしませんが、美しい三冨の林に癒されます。。
お隣さんの山の木も、薪材に頂きました。
三冨の美しい山です
私の車に目一杯に積込んだ写真です。薪材や加工用木材です
帰りに撮影した山の写真です。手入れされた美しい林に変貌中です
”落葉掃き”を手伝った。集めた落葉を運ぶ”落葉抱え”のノウハウは面白い
突然”春一番?”の土埃が山に立込める。強風に落葉が舞い作業中止


  平地林の山の中での・・・伐採作業   (’08年03月13日)
 本来、私の”森を守る”気持は、秩父の山などの山間地で、その時々の施政の甘さで植林し、情勢が変化したらサッサと放置された山林、そしてそこに住まう集落が崩壊していく様に、疑念を持った事です。しかし、私如き素人が、秩父の山奥に入って事を成すには、余りに遠い現実に突き当たりました。現状は、近場の平地林が手頃で、しかもそこにも色々な課題が有ることも見えてきて、’08年に入ってから、”本意ではないがこちらも面白い”の結果になってます。 そこで、今回も平地林の話になります。
 今回は、古来から武蔵野の森に根ざす宮司(神主)さん宅の立派な屋敷林です。遠望すると立派な杉木立ですが、その幹は腐れが進行し、台風等による風倒の危険にさらされてます。人里の森(山)の手入れも、個人で行うには大変な負担である事です。今日は杉花粉にまみれながらの伐採・玉切り作業を、N氏をリーダーに3名で行いました。”泣いている杉”の現実を紹介します。
 次に、薪ぷろ2号を推進してる山の伐採です。山主のU氏の気概で山の整備がされておりますが、伐採のお手伝いをしました。
立派な屋敷林です。奥に見える杉を伐採しました
杉の幹が異様な形です
芯部・幹共痛んでます
の芯が
腐ってます
腐れ部を巻き込み
必死に生きてます
芯が腐れ、幹のアチコチ
が生きてる杉です

人が入れぬ山が
里山に変り
人に
優しい山になりました

幹径30cmのシデ
を、N氏の指導を頂き
伐採しました

2時間程で3本のシデを
伐採した後の風景です。
3月16日(日)に

薪ぷろ2号の皆さんが
薪集めに来る予定
です。山を生かして使う事が大切と思います。


  ”薪ぷろ2号”(第5回)・・・薪集め&立木の伐採研修・・・(’08年03月16日)
 今回の”薪ぷろ2号”の活動は、この場所で3月30日に”植樹祭”のイベントを開催するので、景観の向上を目的に立木を伐採し、伐採した木を薪として頂いた。また立木の伐採作業をN氏の指導で行った。
 千差万別の自然の立木の伐採は、千差万別の危険を孕む作業故、知識と経験が必要な作業です。今回は掛かり木・枯れ木等の、通常と少し異なる伐採の方法を学びまして、私の記録帳として掲載しました。
掛り木する立木を、ガイド棒上を滑らせる伐採方法
左の写真の続き。伐採後の切株の溝の形状です
小径木の効率目的。切面左の切り残しがミソ
追い口を斜めにし伐木の元玉を制御する
寸お遊び。ベンチ用の桧割り材を作った


  立木の伐採作業・・・(’08年03月22日)
 今回もN氏の指導で伐採を行った。今回は; @立枯れの中径桧を4〜5本; Aφ100〜150位の樫を約10本伐採し片付けた。
伐採の方法も、現実的に実際に併せた伐採方法の指導を得たので大変役に立った。その結果、掛り木等の失敗は無かった。
写真に掲載したのは; @事例その1=楔を打っての伐採; A事例その2=樫の伐採
   伐倒事例その1
(写真ー1)は、木起しして伐倒した立枯れ桧。
 木起しとは、倒す方向に立木の重心を移す事。
 右の切株の写真3枚は、伐倒後の切株で、楔の入れ方の学習写真 
立枯れ桧の伐倒写真
(写真ー1)
楔を2段に打込む
横からの写真

上から見た写真

伐倒後の切株
の形状
  伐倒事例その2
(写真ー2)(写真ー3)は樫です。狙った方向に伐倒出来ました。 右の2枚の写真は切株の”つる”の形状です。””つる”で伐倒方向を制御します。
(写真ー2)
(写真ー3)
 写真ー3の切株
写真ー2の切株


  ”薪ぷろ2号”(第6回)・・・(’08年10月12日)
 今年の秋が始まった。樹木伐採の季節でもある。U氏(山主)の計らいで、今年の秋の”薪ぷろ2号”の活動を開始した。
今年の春の
”薪ぷろ2号第1〜5回活動”の作業地(U氏(山主)の所有地)に隣接する場所で、駐車場にする目的で山の木を伐採し、重機を入れて10月初めから工事を開始するという。伐採した木材をチップに粉砕するより薪に活用したが”世の為地球の為”と、U氏が機転を利かせ知合いの工事業者と掛け合って実現した”薪ぷろ2号第6回活動”です。
 ここU氏の山には”オオタカ”が生息する豊な環境の山故、自然環境への配慮も必要な山です。今、開発に伴い多くの樹木が伐採され廃却されて行きます。活用するには、所有者と消費者がタイミングよく連携する事が必要ですが、この機会は見逃されているのが大半でしょう。
 豊な自然の中、健康な汗をかき、仲間とふれあい、自然に優しく、家族と暖かい暖を取る・・・一石五鳥の楽しい作業なのであります!!!・・・”神経痛など吹っ飛ばせ”です。
(写真ー1)
伐採後の敷地(約2000u)
(写真ー2)
伐採樹木をU氏の山に持込み山積する
(写真ー3)
薪材に”玉切り”し小積んだ写真


  ”薪ぷろ2号”(第7回)・・・(’08年10月19日)
 10月18〜19日と連続して”薪ぷろ2号”の活動をする。私は18日は自宅のリフォーム工事の立会いで参加できず、19日のみの参加となった。手頃な径の伐採木を選び、N氏がチェーンソーでフクロウの彫刻をし、山の入口に置いた(写真ー1)。通りがかりオバサン連中がが興味深げに立止り、私達に話しかけてくる。彫刻の持つ魅力は抜群だ・・・N氏の功績は大きい。
 さてと、今日の作業始めの打合せる(写真ー2)。昨日玉切りし小積んだ薪はあっさり持って行かれて空っぽだ。
 A氏が息子を連れて来た。楽しく遊んでるので、木皮剥きを手伝って貰った(写真ー3)。午後2時までみっちりチェーンソーで玉切り作業をした。そして、玉切りした薪の山が出来た(写真ー4)。
(写真ー1)
(写真ー2)
(写真ー3)
(写真ー4)


  ”薪ぷろ2号”(第9回)・・・(’08年11月15日)
 ”薪ぷろ2号(第7回)”の活動(10月19日)以降、時間が取れず、サッパリご無沙汰しました。 この間も、H氏を中心に”薪ぷろ2号”は続けられ、今回の11月15日の活動で、駐車場に伐採された場所の”薪ぷろ2号”活動は終了です。
  第6回の(写真ー3)や第7回の(写真ー3・4)と比べ、右の(写真ー1)は木材の山が無くなってます。奥の小枝の山は、この後チッパーで粉砕しこの森の通路や広場に敷くそうです。 又、(写真ー2)は整備された駐車場です。スッカリ様変わりです。環境保全で少しですが立木が残ってます。

(写真ー1)
(写真ー2)


”薪ぷろ2号”(ベンチ造り)・・・(’08年12月11日)
 今年6月坐骨神経痛になり、以降、”山活動”は休眠したままで年を越す事になる。来年も平地林の活動しか出来そうにない。登山の趣味が契機で始めたが、残念にも山登りが出来ないでは話にならない。身体の衰えが身に沁みた1年になった。
 今年最後の活動となるが、”薪ぷろ2号”の森でイベントを企画する際に、”舞台や観客席が必要”との事で、観客席のベンチを作成する作業を行った。伐採して山積みの桧原木から、ベンチ材として適切な丸太を選木し、必要なな長さで切り出し樹皮を剥がした(写真−1)。10本程皮剥き作業をしたが、伐採して2ヶ月経過してるが意外と容易に樹皮が剥けた(写真ー2)。
その後、ベンチの天板として長手2m、径φ250位の丸太を半割りした(写真ー3)。桧の原木の山も、色々と活用した結果、半分程の山に小さくなった(写真ー4)・・・10月の”薪ぷろ2号(第6回)”の(写真ー2)と見比べて下さい
(写真ー1)
適当な材を切出し皮剥ぎ
(写真ー2)
伐採2ヶ月経つが簡単に剥げる
(写真ー3)
丸太を半割りにする
(写真ー4)
今日の作業は完了